史上最悪の冤罪事件「メルボルン事件」と呼ばれる悲し悲劇が過去にありました。巻き込まれた本多千香さんは冤罪で数十年も辛い生活を過ごしていました。多くのメディアでも取り上げられた事件の闇。
旅行中にオーストラリアのメルボルン空港で友人と共に「麻薬密輸容疑」で逮捕。何者かにスーツケースにヘロインを入れられ麻薬の運び屋に仕立てられました。日本のマスコミも冤罪と盛んに報じ救援活動を行うも・・・。10年間オーストラリアの刑務所生活へ。勝野?チャーリー?事件の真相とは?
メルボルン事件とは

身に覚えのない事件に巻き込まれることがあるらしいパラ・・・。恐ろしいことパラ・・・。

悲しいことに本当にあるんだ。犯罪を犯してないのに犯人にされる、これを冤罪というぞ。この冤罪事件に巻き込まれた人の中にメルボルン事件で知られる本多千香さんがいる。

本多千香さんパラ?メルボルン事件ってなにパラ?

1992年6月に事件が起きたわ。場所はオーストラリアのメルボルン空港。ある日、メルボルン空港が騒然になるの。日本人観光客の持っていたスーツケースから大量のヘロインが見つかったわ。

パラ・・・。嫌な予感がするパラ・・・。

スーツケースを所持していた日本人の数名が現地の警察に逮捕されたんやー!ホンマ、悪いことしたらすぐにお縄につくんやで!って思うやろ?しかしやな、本人達は身に覚えがなかったんや!えらいこっちゃやでー!

逮捕された日本人旅行者は誰一人としてヘロイン所持に心辺りがなかったから容疑をすぐに否認したんだ。

やっていないものはやっていないパラ。「それでもボクはやってない」パラ。

無実を証明するための裁判がはじまったで。

でも、裁判に負けてしまったの。麻薬密輸の罪で刑が確定してしまったわ。

パラ。

ヘロインの入ったスーツケースを所持していた観光客は刑務所で服役することになったの。
なぜ観光客のスーツケースにヘロインが入っていたのか?

でも不思議やん?日本人の観光客は否定したんや。ほな、なんでスーツケースにヘロインが入ったんや?

ヘロインに足が生えたパラ。自分で歩いてスーツケースに入ったパラ。おばけヘロインパラー!

観光客弁護団の見解があるの。メルボルンに向かう途中でマレーシアにいったけど、そこでスーツケースが盗まれてしまったわ。ガイド役の「チャーリー」と名乗る男性が代わりのスーツケースを用意してくれたの。

チャーリーパラ?スーツケースを用意するいい人パラ!旅が続けられるパラ。

そのチャーリーが渡したスーツケースの中にヘロインが入っていたんだ。

悪い人だったパラ・・・。

スーツケースは見た目よりも重かった。そして二重底になっていたぞ。この二重底の下にヘロインが隠されていた。

ヘロインの総量は13Kgで当時の末端価格にすると8億4500万円ほどみたい。

ほな、チャーリーを裁判所に呼んだらええやん?こいつが犯人や。日本人は冤罪確定や。

ところが、ガイドの男が証人として立ち会わなかったこと、ちゃんとした通訳がおこなわれなかったことが重なって、被害者日本人の主張が警察側に上手く伝わらなかった・・・。

通訳をする人も日本語が片言で日本語自体をあまり理解していなかったの。日本人の旅行者が日本語で通訳の人に伝えても、その通訳の人は何を言ってるのか理解出来ずに、「意味がわからないことをいっている」、「やったといっている」とテキトーに翻訳して、わけのわからないまま日本人旅行者は犯罪者にされていったわ。
メルボルン事件は最初から仕組まれた罠か?

メルボルン事件は悲劇をうんだ。男性4名、女性3名の合計7名がトラブルに巻き込まれた。そして、7名のうち4名のスーツケースにヘロインが入っていた。逮捕されたのは5名。どうやらこの旅行には最初から裏があった可能性が高い。

どういうことパラ?

実は、旅行を企画した人物、勝野良男は輸入雑貨商を営んでいた。この人物は元暴力団員で、公文書偽造や拳銃所持や向精神薬所持の前科がある男だった。

最初から危険な匂いしかせーへんやん・・・。

この男がオーストラリアの旅行費用を全部持つといっていた。

つまり、参加したい人はタダでオーストラリアの旅行を楽しめると言ってきたの。

美味しい話には裏があるパラ・・・。

罠やな。

旅行を企画した男は頻繁にマレーシアに渡航していた。さらに、謎のガイド役チャーリーとも知人だった。メルボルン空港に到着して入国審査が行われてる最中に勝野良男が不審人物として検査された。動きがおかしかったのか、麻薬の匂いを麻薬犬が嗅ぎ取ったのか、彼らグループの転機はここで変わる。

チャーリーは共犯や!この勝野良男が主犯やでー!じっちゃんの名にかけてこいつが犯人やー!

うん、この企画した勝野良男は主犯格として、懲役20年の有罪判決が下ったわ。他の巻き込まれたスーツケースを所持していた4名は懲役15年の有罪判決が下ったの。
メルボルン事件に巻き込まれた本多千香

この巻き込まれた中に本多千香さんがいたパラ?

うん、逮捕されたのは5名で、唯一の女性が本多千香さんだった。本多千香さんは、大宮のパブでウエイトレスとして働いていたけど、パブの常連客に誘われて休暇のためオーストラリアの旅行に参加したんだ。当時はコアラブームで、初めての海外旅行、楽しい旅行を楽しむはずだった・・・。

そして、マレーシアに立ち寄った時にスーツケースが盗まれてしまったの。でも何故かすぐにスーツケースは見つかったけどズタズタに切り裂かれていたわ。そして、代わりのスーツケースをガイドのチャーリーに渡されたことで運命が大きく変わることになったの。

異国の地で15年間も刑務所に服役することになった。囚人や刑務官からいじめを受けた話もある。意味がわからない英語が飛び交い、英語を学ぶ環境も翻訳書もない。パニックになり自殺未遂も行うほど辛い時間を長い間過ごしてきたんだ。

でも、そんな本多千香さんを救う出来事があったの。刑務所内でキリスト教と出会ったわ。この状況を「神様が生かしてくれて、もっと人生の教訓を学ばせようとしている」と前向きにとらえることができたの。そして、刑務所の職員が本多千香さんに子猫を渡したわ。居場所のない刑務所の中で本多千香さんはその猫を溺愛して「アイ」と名付けたの。この名前は本多千香さんの母の名前が由来で、「愛」の意味をもっているわ。
本多千香の現在

パラ・・・。出ることはできたパラ?

2002年にようやく解放されたぞ。日本に強制送還という形だけど帰国することができたんだ。

現在は62歳になっているわ。帰国後に一度は結婚したけど1年ほどで離婚をしたの。刑務所でのいじめなどがトラウマで少しずつ回復はしているけど今でも拘禁ノイローゼの後遺症に苦しんでいるみたい。でも、7年ほどたって今は、離婚した夫とよりを戻すことができたわ。
メルボルン事件の真相とは?チャーリーが真犯人か?勝野良男か?

実は、旅行にいったメンバーの人達のほとんどが企画者の勝野良男の兄弟や知人だったわ。そして、実刑判決を受けた5人のうちで、本多千香さんと浅見喜一郎さんという人は巻き込まれた可能性が高いの。

二人は冤罪パラ・・・。

でも、他の3名は麻薬密輸の計画を知っていた可能性が高いと言われている。勝野良男の兄弟である二人は、スーツケースに麻薬が入っているのを知っていると思われる発言があったそうなんだ。

ガイドの謎の男チャーリーはやっぱり共犯だったパラ?

チャーリーは事件後に本多千香さんと浅見喜一郎さんは無実だと漏らしていたことが明らかになっている。別の事件でチャーリーも収監されていることが判明して、日本の弁護団はチャーリーに直接面会していることも明らかとなっているんだ。「あれば自分が仕組んだことで在り、彼らは事件とは無関係だ。ヘロインはオーストラリアでギャングが受け取る手筈だった」と語っている。

この話が本当なら、チャーリーが主犯で勝野良男がその話にのり、二人の兄弟が賛同。そしてスーツケースの数合わせのために本多千香さんと浅見喜一郎さんが利用された。あるいは、チャーリーが単独で日本人旅行者を騙したということになるわ。チャーリーはその後姿を消したわ。

海外旅行はスーツケースをしっかり持っておくんや。離したらあかん!

現在も知らない間に運び屋にされている事件が世界中で起こっている。スーツケースだけじゃなくて、話かけてきた人物に気を取られている隙に別の共犯の人物がポケットに麻薬を忍ばせたりして問題になっているんだ。

日本旅行の感覚で海外旅行にいくと危ないパラ。人も文化も違う場所パラ。警戒を忘れないように海外旅行は楽しむパラ。